2026年の秋、大きな一歩を踏み出すことにしました。フリーランスのライターを続けながら、社員として週に何日か働く、いわゆるダブルワークです。
この春から夏にかけて仕事量が減り、浮き沈みがあったことは仕事がヤバいかも。でも、踏ん切りが付かない2026年の夏に書いた通りです。あの夏、最後までつかなかった踏ん切りを、ようやくつけることができました。
ダブルワークを決めるまで
踏ん切りがつかなかった夏から、実際に働き方を変えると決めるまでには、いくつかの出来事がありました。まずは、その流れを振り返っておきます。
応募しても、よい返事はなかなかもらえませんでした
夏の記事を書いたあとも、本業のライター・編集の仕事と、まったく別の仕事の両方で求人に応募を続けていました。
ただ、結果は思わしくありません。書類で止まったり、返信がなかったり。よい返事をもらえない日々が続き、正直なところ、少しずつ気持ちがすり減っていくのを感じていました。
そんなとき、「これなら本業を続けながら、一定の収入を確保できるかもしれない」と思える募集を見つけました。具体的な仕事の内容は控えますが、いわゆるエッセンシャルワーク系の職種の1つです。
決め手は、2つのシフトから選べる働き方でした
選んだいちばんの理由は、2つの勤務シフトから都合に合わせて選べることでした。
- 日勤:一般的な会社員と同じく、朝から夕方までの働き方
- 当直:朝から翌朝までの働き方。休憩が計3時間あり、夜間は仮眠室で5時間ほど眠れる
とくに当直は、日勤の2倍の業務になるぶん、実入りも2倍以上あります。夜にしっかり眠れる時間もあるので、仕事明けのその日は丸ごと自由時間になります。
しかも、当直明けの翌日は休日になることが多いようです。その時間を本業にあてれば、ライターの仕事を進めたり、運営している複数のブログのネタを集めたり、執筆の時間にしたりできます。本業を手放さずに済む働き方だと思えたことが、何より大きかったですね。
応募から採用までは、あっけないほど早く進みました
さっそく応募すると、数日後に面接の連絡があり、そのまた数日後には採用が決まりました。夏にあれほど悩んでいたのがうそのように、あっけなく話が進んだことに、自分でも少し驚いています。勤務体系が一般的ではないので、家族がいる家庭など、誰もが踏み出せる仕事ではないのが功を奏したのかもしれません。
夜をまたぐ仕事は、40代のころに収入の足しにと、週末だけ事務作業の夜勤をしていたとき以来です。20年近くぶりのことになります。
働き始める前に感じていること
採用が決まってほっとした一方で、期待と不安が入り混じっているのも正直なところです。研修を前にしたいまの気持ちと、社員になることで変わるお金や保険のことをまとめてみました。
飽き性の私でも、なんとか務まりそうな気がしています
今回の仕事は、座っていたり歩いたり、来訪者に対面で対応したり、いろいろな情報を入力したりと、決められたルールの中でもあれこれ変化があります。飽き性の私でも、なんとか務まるのではないかと思っています。
ほどよく体を動かす場面もあるので、一日中デスクの前に座りっぱなしだったこれまでの仕事よりは、健康的かもしれません。
心配なのは、朝ちゃんと起きられるかということ
とはいえ、不安がないわけではありません。
日勤の始業は午前の遅めの時間なので助かるのですが、当直は午前の早い時間からはじまります。世間的には「そこまで早くないでしょ」と言われる時間なのかもしれません。それでも、これまで何十年も自分で作業時間を決めてきた身としては、ちゃんと起きられるのか心配なのが正直なところです。
まずは数日間の研修からはじまり、その後、日々の仕事がスタートします。
月12日ほどの勤務で、気持ちにも余裕が生まれそうです
シフトは、翌月の希望を締め切り日までに伝えて、ほかの方との調整を経て決まるそうです。実際の勤務は、月12日程度になりそうです。
これなら、これまで本業で得ていた必要最低限の収入と同じくらいか、少し上乗せできる計算になります。毎月の収入のめどが立つというのは、思っていた以上に心を落ち着かせてくれるものなんですね。
社員として働くことで、保険や年金も変わります
今回は副業OKの社員としての採用なので、社会保険と雇用保険にも入ることになります。
天引きされて手取りは減りますが、そのぶん厚生年金に加入することになり、働いた期間の分が将来の年金に上乗せされていきます。厚生年金は70歳未満であれば、年金を受け取っていても加入する仕組みで、65歳以降は毎年、加入した期間の分が年金額に反映されるそうです。夏に年金の繰上げ受給を申請した私にとっては、少しうれしい話でした。
また、健康保険もこれまでの国民健康保険から勤務先の健康保険に切り替わります。会社の健康保険や厚生年金の保険料は、会社と本人で半分ずつ負担する仕組みなので、自分で払う分は軽くなりそうです。
毎年の確定申告についても、会社員の給料には「給与所得控除」という、いわば経費の代わりになる枠があります。これまでの個人事業の経費とは別の枠として申告できるので、無理のない形で税金のことも整理していけそうです。
本業にも起きた変化
新しい仕事が決まったのと同じころ、本業のライターの仕事にも動きがありました。あわせて、今回の仕事探しを通して気づいたことも書いておきます。
本業のレギュラーワークも、定期の仕事に戻りました
本業のほうにも、うれしい動きがありました。
不定期で復活していたレギュラーワークが、この夏から定期の仕事に変わり、来月からはそれに連動した仕事もはじまることになったのです。原稿の本数はまだ決まっていませんが、月末に翌月分の提示があり、どこまで対応できるかを相談しながら進められるそうです。本当にありがたい話です。
信頼でもらう仕事と、書類で判断される応募は違うのだと実感しました
今回の一連のことで、あらためて気づいたことがあります。
これまでの信頼関係で仕事をいただいている企業と、初めて応募してきた人を判断する企業とでは、私という人間の見え方がまったく違うということです。経験やスキルは業務経歴書を読めばわかっても、どんな人なのかまではわかりません。判断する側からすれば、慎重になるのも当然なのでしょう。
それはそうだよね、と。夏からのいろいろな経験を通して、ようやく腑に落ちた気がしています。
まとめ
つらつらと書いてきましたが、2026年の秋は、夏とは心持ちが大きく変わりました。
踏ん切りがつかなかった夏を思えば、ずいぶん遠くまで来た気もしますし、まだ一歩目を踏み出しただけという気もします。60代でのダブルワークがどうなるのかは、正直まだわかりません。それでも、新しい一歩で生まれる生活の変化を楽しみながら、日々を過ごしていきたいと思います。
同じように、これからの働き方に迷っている同世代の方の、何かの参考になれば幸いです。
✅出典
- 公的年金制度の種類と加入する制度|日本年金機構
- 60歳以降も引き続き勤めます。勤めていても年金は受けられますか。|日本年金機構
- 保険料の計算方法について|日本年金機構
- No.1410 給与所得控除|国税庁